武蔵小山の駅を出て数分、信号を一つ超えた辺りに風情在る暖簾が揺れている。紺地に白抜きで「牛太郎」と染め抜かれた暖簾は、それをくぐる客を選ぶのである。引き戸の上の看板には「働く人の酒場」と書かれているのだから、この店は、汗水垂らして仕事をし…
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