2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

163. 30秒で揚がる牛かつは、数十分待ってでも食べたい味だ。

ニュー新橋ビルは、実に不思議な処だ。郵便局やチケットショップ、文房具店やスピード印刷の名刺屋に交じって、何故か風俗店や怪しげな緊縛グッズやDVD等を販売している専門店なども密集しているのだ。まさに新橋サラリーマンのメッカの雑居ビルの地下一階は…

162. 不忍池の畔、蓮の花に囲まれて月光をぐいと飲み干す。

上野不忍池の畔、今年の夏もまた「蓮見茶屋」が始まっている。仄かな灯りに照らされた蓮の花を眺めながら、冷酒を一献つけるのだ。水面から吹く心地良い涼風に和み、盃に映る月の灯りをぐいと呑む。 毎年、京都のお盆では大文字焼きの行事が催されが、この「…

161.文庫本片手に1時間半、六厘舎の脇で至福の時を待つ。

お盆休みの平日、家でゴロゴロしていても仕方が無いし腹も減って来たので、日差しが強い午後2時過ぎ、無謀にも大崎百反通りに在るラーメン屋「六厘舎」へと向かう。大崎駅から細い坂道を上がり、店の軒先まで辿り着くと、相変わらず人、人、人の人だかりだ…

160.軽井沢沢屋の手づくりジュースで贅沢な朝を迎える。

昔、軽井沢で夏を過ごした時、これ程に美味しいジュースがあったのか、と驚いた事があった。それはまるで生の果物以上に、その果実の味わいを堪能出来たのだ。 アスファルトの放射熱と都会の喧噪を逃れるために訪れた軽井沢は、まるで別世界だ。朝早く鳥の啼…