2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

155.小腹が空いたら、小銭を持っていきいき亭のさぬきうどんだ。

新橋烏森口から柳通りをまっすぐ御成門方面へ向かう途中、小腹が空いた時にとても嬉しいうどん屋が在る。「いきいき亭本舗」は本場四国から仕入れているさぬきうどんを安く提供してくれる店だ。内装なんてまるで凝っておらず、シンプルこの上ない。細いカウ…

154.鳥房の丸揚げは、一度食べたら病みつく美味さだ。

京成立石駅を降りるとすぐの処に立石仲見世商店街が広がっている。下町らしい風情の商店街は、ぶらり出掛けても店の方々の気っ風の良さや人情味たっぷりのやりとりで買い物するのも楽しくなる筈だ。 仲見世商店街だけでも十分楽しいのだが、踏切を渡って駅の…

153.岩金酒場の暖簾をくぐり、下町ハイボールで酔う夕暮れ。

佇まい其のものが十分存在価値になっている酒場と云う処が在る。上野鴬谷の「おせん」や南千住日本堤の「大林」などがそうだ。曳舟駅から荒川方面へ歩いて行くと店が少なくなった辺りに一軒家の「岩金酒場」が見えて来る。 四方を蔦に覆われており、古き良き…

152.木挽町の路地裏で蕎麦を喰う。喉越しで梅雨払いも粋だね。

銀座歌舞伎座の裏辺り、木挽町界隈はなんとも長閑な裏通りである。コロッケパンが美味しいチョウシ屋や割烹おさき、老舗の酒蔵秩父錦など、佇まいその物が素晴らしく「木挽町」と云う町にしっかりと馴染んでいる。 此の辺りは、まるで時が止まったかのように…

151.朝一番の深煎り珈琲の香りに誘われて、遠い記憶を思い出す。

歳を取ってくると、子供の頃の記憶がどんどん曖昧になってくる。でも、匂いは鮮明に当時が蘇って来る事が多い。僕の実家はススキノのど真ん中、小さな町の印刷屋だった。一階が事務所で二階が住まいだ。通りに面した事務所はオイルがたっぷりと塗られた土足…

150.北の大地で桜草を愛で、ふわふわのゆきむしロールを味わう。

年に一度、桜草が花咲く季節に実家のある札幌に帰省する。札幌が桜草の地と云う訳では無いが、我が父の道楽が桜草集めなのである。此れまで様々な趣味を愉しんで来た父が晩年ひたすら取り組んで居るのが桜草なのだ。 シナトラに始まり、モダンジャズ、ニール…

149.薄野だけが札幌の盛り場じゃない。金富士酒場でちょいと一杯。

札幌が誇るアーケード街「狸小路」も七丁目を過ぎた辺りから屋根も無くなり、ぐっと人通りも少なくなってくる。其のまま真っすぐ石山通り方面に向かう十丁目は昭和の風情を残した酒場が多く点在しており、吞んべい達の梯子酒に欠かせない通りだ。もう此の辺…