2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧
五反田駅から国道一号線に出て、目黒川を右に曲がると川沿いに沢山のサボテンが見えて来る。和牛専門店「ミート矢澤」は連日大盛況だ。ランチタイムとなれば通りの左右両方に行列が出来る程だ。皆の目当てはハンバーグとサイコロ・ステーキである。 黒毛和牛…
浅草へ出掛けるのが好きである。雷門の正面から入り、仲見世を通り抜け、浅草寺をお詣りしたら、後はもう自由に酒を愉しみに徘徊するのだ。 六区界隈には旨い牛スジ煮込みをアテに一杯やれる居酒屋が軒を並べている。その日の気分で潜る暖簾を変えてハシゴ酒…
「筑紫楼」はもう随分前から、フカヒレが食べたくなると通っていた。まだ恵比寿東口の古い店しか無かったが、恵比寿南のラブホテル街に瀟洒な佇まいの立派な店舗を構え、いつのまにか向こうを本店にしていたのだ。 今思うと、あの頃な随分と長閑な時代だった…
今から数十年も前、新宿に「怪人二十面相」と云う店が在った。それから原宿に「キングコング」なるRock!な店が出来て、どんどん青山、渋谷に近づき「ガレッジパラダイス」、「シンガポールナイト」が生まれ渋谷の裏通りに巨大な「ピンクドラゴン」が出現した…
恵比寿駅の近く、駒沢通りから松坂屋ストア側へ曲がってすぐの処にオレンジ色の小さな看板が目に入る。「レストラン チャモロ」はうっかりすれば通り過ぎて仕舞う程小さくて細い入り口だ。小錦クラスの巨漢は先ず通れないだろう。階段を下りると、洋食屋さん…
仲の良い飲み友達が渋谷の円山町に住んでいる。其の姐さん行きつけの酒場が百軒店の中ほどストリップの道頓堀劇場の脇を曲がった処に在る。 暫くの間、彼女が「最近、ウオ何とかで飲んでるよ。」と云っていたので、新橋に在るような魚金(ウオキン)とか魚新…
新橋のサラリーマンたちに絶大な人気を集めている居酒屋と云えば「魚金」の名が挙る事が多い。混んでいる店は酒も食材もいつでも新鮮なのが良いが、此処も美味しい魚料理を安く味わえるので、系列店は何処も満杯だ。 其の「魚金」グループが新たに出した新業…
目黒通りと山手通りの交差点に大鳥神社が在る。毎年11月になると酉の市が開催されて、浅草の酉の市に負けない程の人出で賑わう。此の界隈で商いを営んでいる人々が商売繁盛や開運招福を祈願して大小様々な熊手を手にして行く姿は、目黒の風物詩の一つになっ…
日赤医療センター下バス停のすぐ近く、外苑西通りに面した和食料理店「分とく山」は隈研吾設計のアスロックブロックを使用したモダンな意匠が先ず目を引く。 料理人、野崎洋光さんは長い間、西麻布のふぐの名店「とく山」の総料理長を勤め、’89年に支店の…
銀座で人をもてなす時、さて何処へお連れしようか、と悩む事が多い。和食、寿司、フレンチ、イタリアン、洋食、中華と日々、相手の好みに合わせながら店を探しているが、僕と同世代や年配だと和食や寿司を好み、働き盛りの三十代あたりになると大概が肉料理…
暦の上で五月の今頃を立夏と云う。二十四節気の一つだが、七十二候では初候の頃で「蛙始鳴」、蛙が鳴き始める季節の事だ。都内の公園の池でも沢山のおたまじゃくしが元気一杯に蛙になる時を待ち望んで泳ぎ回っている。 今年は雨続きのゴールデンウィークであ…
自分が徐々に歳を取って来たからなのか、最近商店街の在る街が好きなのだ。別に商店街の洋品店で売っている洋服が好きになったと云う訳では無いが、人々が触れ合う人情味溢れたアーケードなんかを歩くのが妙に愉しくなって来たのである。 東京にはまだまだ沢…
仕事で名古屋へ行く時は週末を利用して伊勢まで足を伸ばす事にしている。伊勢神宮へお参りするためだ。 三重県伊勢市にある神宮は「お伊勢さん」と呼ばれ、多くの日本人から親しまれている。外宮は豊受大神宮と云い、衣食住の神様である豊受(とようけ)大御…