27. 大黒屋の梅どらをお茶受けに、美味しく健康維持。

　福島県は、映画「フラガール」でも評判になったいわき市も良いし、会津若松、郡山などの温泉なども良い。特に秋から冬にかけては、紅葉も雪景色も素晴らしいし、料理なども美味いものが多い。福島牛なども実に美味である。
　甘いおやつが好きならば、郡山が誇る名菓店の大黒屋のお菓子を土産にすると喜ばれるだろう。ここの名物はちょっと変わった素材を使っているのだが、それは大粒の「加賀梅」である。
　昔から梅には殺菌、解毒など健康に欠かせない大切な働きがあり、中国では数千年も前の書物に、梅の効用が記されているそうだ。健康な体を維持する為には血液を中性から弱アルカリ性に保つことが大事。とは言え、日常の食生活の中ではお米、酒、ビール、卵、肉と酸性食品の方が好まれている筈だ。逆にアルカリ食品と云えば、海草や野菜類と避けられてしまうモノが多いのだが、梅は果物の中でも、ミネラル分を多く含んでいる抜群のアルカリ性食材である。それ故、昔から健康に大変良いと言われている食材なのだ。
　「大黒屋の梅どら」は、梅の中でも味が良いとされる特大粒の白加賀梅のみを厳選してこれを丹念に蜜に漬け、じっくりと甘露煮にしている。また、卵は漢方薬を餌にしていると云う鶏の産むハッピー卵を使用し、餡はほんのりと紫蘇の香りのする大黒屋特製の梅餡でまろやかに仕上げている。梅の甘酸っぱさが､梅餡の優しい甘さと混ざり合いどら焼きの生地を引き立てている。甘さも控えめで、新鮮な食感と味わいを楽しめる菓子である。
　姉妹品の「栗どら」も渋皮付きの大きな栗が丸まま一つ入っており、秋の名菓である。都内の百貨店でも時折、入荷するので是非探して欲しいものだ。
郡山名菓庵大黒屋の梅どら　福島県郡山市中町14?8
024（932）3517